東京に出て来て、10年以上になる。 当時、曲も一曲も書けてない,うたもろくに歌ったことがない私の、
そのあやふやな気持ちは、 とある人の一言で完全に輪郭を持ってしまった。
『シンガ−ソングライタ−になりたいって、言ってしまいなさい。』
なると決めてからも、わたしはひきこもっていた。曲を書いては歌い、 その質の低さに愕然としながらも10曲目を書いたとき、
初めて人に聴かせたいと思った。 しかしひきこもっていた私は、どうやって人に聴かせたらいいか、全く糸口を掴めないでいた。
とりあえず表参道にゴザを敷き、自宅で録音した手づくり作品を売った。1998年、夏のことである。
それがきっかけで2000年1月、1stをリリ−ス。 この時点でかなり運が良く、それは音楽を続けることを決意するのには十分な出来事だった。
しかも、現在までの人との繋がりは、すべてこの1stをリリース出来たことに由来している。

その後も2001年4月、2002年4月と順調にリリ−スを続け、益々広がる仲間の輪。 だが一旦、事実上の活動休止。
その間に起きた様々な出来事は、少々暗くなるので割愛するが、 確実に「うたう私」にも「つくる私」にも、「趣き」を与えたことは間違いない。
表現したいという欲が、また心の底から湧いてきた。 音楽は、不思議な力を持っていて、 活動をしばらく休んでいたにも関わらず、
気が付いたら仲間の輪は、驚くほど広がっていた。 そして4thアルバムを「私より私を理解している仲間」と作ることになった。
(プロフィール参照)

結果、自信作が出来上がった。 曲も一曲も書けてない、うたもろくに歌ったことがない私が、ある意味10年以上かけて作った作品である。
一つの作品に向かって大人たちが、真剣に作りあげた奇跡の作品であり、誰が欠けても成し得なかった、すばらしい作品だ。尊い作品だ。
はじめてここに『シンガ−ソングライタ− はやしいと』が誕生したと、胸を張って言える。
                                                       はやしいと
--------------------------------------------------------------------------------------------
coments
素直な印象なのに妙にひっかかってくる歌。
少し寒い朝に美味いスープを飲んだ、 みたいな気分に浸れる一枚です。

                    
草野マサムネ(スピッツ)

誰もが生まれた時から持ってる晴れた日曜の午後は、 きっとこんな感じです。    
                     常田真太郎(スキマスイッチ)

ほのかに汗ばんだ女の子に、ドキリとすることがある。
はやしいとの音楽に、それに似た鼻腔をくすぐる湿度 と匂いを感じて、
僕はひとりドギマギするのだ。           
                    竹内 修(Teenage Symphony)

---------------------------------------------------------------------------------------------

タイトル:『あの日の約束』
発売日:2005.4.20
メーカー:VIVID SOUND 品番VSCD292
price:\2500
1.帰れなくても(ever green)
それは場所だったり、時間だったり、二度と帰れないそれは、 いつまでも光輝いています。
でも、これからを、もっととてつもなく輝かすのは、 自分の力だと。

2.最後の景色
わかりやすいタイトルをつけてしまいました(笑) お引っ越しなんですね。 来るかも来ないかも…。女心はせつないです。

3.ふたり
こんなふたりに、あこがれたんです。 月という言葉も、ふたりという言葉も、大好きですね。
秘めたる想いを、表現出来るすばらしい言語に感謝です。

4.to be funny
もう、流れに身を任せて、くにゃくにゃになっちゃいなよ、 みたいな意味です。 こんな私でもいいじゃない!明日はきっといい日だぞ!

5.たねあかし
弾き語りって、違う醍醐味がありますよね。 ピアノとうたは、当たり前だけどピッタリ合うし、テンポは自由。
この曲はコードとかよくわかってないで作りましたが、 (ピアノで曲をつくるとそうなってしまうのですが)案外いいのでは?

6.foolish girl
とは、私のことです(笑)詞の中ではそんな私を、 精一杯魅力的な女の子に書いてみました。 めずらしく前向きな曲ですねー。

7.sleep
息をひそめているように見えても、3年寝太郎のように、いつかムクッと起き上がり、 大輪の花を咲かすだろう人々への、贈り物のような曲です。
何もしなかった、なんていう日はない。 生きているだけで、立派に何かしているのだ。

8.二人の日々
今回のアルバムの隠れテーマの一つが『二人』。 いろんな『二人』の生活を、様々な角度から描いています。
中でもこの曲は、サウンド面からみても要の曲で、 うたいたかった世界がそのままあります。
みなさんにも、心から会いたい人、きっといることでしょう。 会えなくても、そっと思い出すのは、きっと素敵なことですよね。

9.流浪
祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。 だからすばらしいんです。『日々』は。 だから輝くんです。『あの日』は。

そう、このアルバムは、あの日の、約束なんです。

                  topへ